私たち東京製鐵は鉄スクラップを再利用し鉄鋼製品を生産する業界トップの電炉メーカーです。

鉄スクラップには様々な成分が含まれていますが、当社は高度な成分コントロール技術を有しており、これらを有効利用することで品質の高い製品を製造しています。
取扱品種は、国内トップシェアを誇るＨ形鋼から、他の電炉では製造が困難な薄板・厚板まで、多岐に亘っています。

また、当社は低炭素・循環型社会の構築という面で地球環境に大きく貢献しています。
電炉による当社の製鋼プロセスは二酸化炭素排出量が少ないのが特徴です。これは主原料を鉄スクラップとしているためです。従来の高炉での製鋼は鉄鉱石とコークスを使用しており、鉄を1t製造するのに二酸化炭素を約2.3t排出しますが、当社は4分の1程度の約0.53tしか排出しません。
また、鉄スクラップという資源を再利用している点で、循環型社会の構築に貢献しているといえます。世界の発展とともに鉄スクラップの蓄積量は年々増加しています。現在日本には13億t程度の鉄スクラップが蓄積しているといわれています。この鉄スクラップを有効利用するには、電炉での製鋼はうってつけのプロセスです。

昨今、地球温暖化が環境問題として世界的に取り沙汰されています。この主な原因である温室効果ガスの大部分は二酸化炭素です。今、地球環境を守るため、二酸化炭素排出量の削減が求められています。こういった状況下でソリューションのひとつとして電炉が注目を集めています。
世界でもトップクラスの技術をもち、日本の電炉を牽引する会社として、より環境によい製品づくりに邁進していきます。