大丸松坂屋百貨店は、【くらしの「あたらしい幸せ」を発明する】をビジョンに掲げるJ.フロント リテイリンググループの中核企業です。
　大丸は300年、松坂屋は400年、社会にとって、お客様とっての本当の価値とは何かを考え抜き、自らを変革することで小売業のリーディングカンパニーとして成長してきました。この強みは、これからも私たちのコアな価値であることに間違いはありません。
　一方で、経営環境はかつてないほどの「大転換期」を迎えています。少子高齢化や家族のあり方の変化に伴う「暮らし方の多様化」、モノからコトへの消費変化や、ICTの進化による「楽しみ方の多様化」が進みつつあります。私達がさらなる発展を目指していくためには、小売業の枠を超えた事業構造の変革が必要です。
　当社は、2018年度に「不動産事業」を新たなセグメントとして独立させました。GINZA SIXや上野フロンティアタワー、全国主要都市にある百貨店などの店舗を展開し、基幹店舗を核としながら周辺の中小型店舗を集積・デザインし、地域と共に成長する「アーバンドミナント戦略」を推進することで、新たな賑わい創出・地域共生に取り組んでいます。また、自社カードや自社アプリを活用し、お客様の誕生から一生涯に渡る様々なシーンや節目において、コト・モノをご提案する新しい商品/サービスの強化や、成長カテゴリーであるビューティー・食品・生活雑貨の売場面積拡大などを進め、店舗の魅力化を通じた集客力強化と収益性向上の両立をはかっています。
　私たちは、これまでの小売業のワクにとらわれることなく、時代とともに変えるべきことと、いつの時代であっても変えてはならないことを守りながら、お客様を支える「あたらしい幸せ」を発明していくのだという強い意思をもって改革に取り組んでいます。