


企業紹介
住友商事は全世界に広がるグローバルネットワークと様々な産業分野における信頼関係をベースに、既存のネットワークに捉われず新たな価値創造に向かって粘り強く挑み続ける総合商社です。さまざまな事業環境の変化に対応しながら、400年受け継がれてきた住友の事業精神を胸に、ビジネスを通じて人々の豊かさと夢の実現を目指します。それが私たち住友商事の、変わらない使命です。
該当する公開中情報はありません。


自らの意志で、キャリアを拓く。
自らの意志で、キャリアを拓く。

━━ CAREER
青木 瑠璃子 経営企画部 2008年入社/イノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻 卒 2008年 資源事業部へ配属。非鉄金属を担当し、インドネシア銅金鉱山の主管業務に従事。 2012年 出産・育児に伴い、約1年半の育児休暇を取得。2014年に復職。 2017年 米国デンバー支店に赴任。米州および中南米の銅金鉱山の統括業務に従事。 2022年 帰国後、経営企画部に配属。中期経営計画等の策定に従事。

━━ 住友商事への入社の決め手を教えてください。
大学時代は応用化学を専攻していましたが、大学院では、日本企業が有する技術に経営的側面からアプローチする「技術経営」を専攻しました。“日本の技術を事業として世界に発信したい”そんな想いを抱いていました。 そうした背景から、就活においては“自らビジネスをつくり実行していくことで、世界にバリューを与えられる”環境を探していました。 同じく商社パーソンとして働いていた父の影響も大きく、総合商社には特に関心を持っていました。他には金融機関にも関心を抱きましたが、“人を巻き込み、主体的にビジネス創出に取り組みたい”。そうした想いから特に共感することが多かった住友商事への入社を決意しました。
入社後は、資源事業部に配属となりました。当時、総合商社が手掛けるビジネスを見て、「資源」が面白いかなと思い希望しました。 銅や金、ニッケル、亜鉛等の非鉄金属の事業を行う本部に所属し、最初は当社出資先のインドネシアの銅金鉱山の主管業務を担当しました。具体的には、経営や操業状況を把握し、株主として事業価値の最大化を図ることがミッションで、キャッシュフローの最適化などにも取り組みました。 特に印象的で、自信とモチベーションアップにつながったのは、一人でオランダに飛び立ち、関係先との検討を重ね、事業への貢献ができた経験です。 当時は入社2、3年目でしたが、「任されている」という実感と同時に責任感を強く抱きましたね。出張先からチームの人に電話し、支えられながら無事にやり遂げ、会社に利益をもたらすことができたときは大きな達成感を感じました。

━━ その後のキャリアについては?
2012年に出産と育児で約1年半の休暇を取り、2014年に復職しました。復職後は、以前担当していたインドネシアの銅金鉱山の売却、他の鉱山主管業務、新規事業投資など様々な業務に携わり、その後、2017年5月に米国デンバー支店に赴任しました。 いつかは海外で働きたいという考えを持っており、子どもとの海外生活を経験したいという想いもあったので、当時4歳の娘と2人で米国に渡りました。 その決断には大きな不安はなかったです。逆に、自分が世界でどれだけ通用するか、そのワクワク感の方が大きかったですね。 現地では、北南米の鉱山の主管業務やトレード業務、新規事業投資に携わりました。米国では住友商事を知らない会社との関係づくりや既に関係の深いパートナーとの更なる信頼関係強化に力を注ぎました。コミュニケーションが鍵と考え、「とにかく会話する!」を心掛け、お互いをよく知ることを意識しました。それがビジネスを動かす力になったと思っています。 5年間を米国で過ごしたのち、希望した経営企画部に異動となりました。「資源」という一分野だけでなく、会社全体の戦略を描く仕事に就くことでキャリアアップを目指したい、そんな想いがありました。
経営企画部では、中期経営計画をはじめとした戦略策定に取り組んでいますが、着任後はまずは各事業内容やそれの目指す姿を理解することが先決で、勉強すべきこと、学び吸収すべきことが山積しています。各事業をきちんと理解し、会社全体の成長のために何に取り組めば良いのか、そしてそれを実行できる会社とすることが、これからの目標ですね。 現在の業務では、経営的視点や必要とされるマネジメントスキルを吸収することができますので、ここでしっかりと経験と知見を積み重ね、将来はもう一度海外に赴任したいと思っています。その際は組織を動かすマネジメントの立場で赴任し、人を育て、組織として成長することで、会社に価値を提供していきたいと考えています。 職場という広い観点で言えば、私はこれまで比較的希望を叶えてもらっていますが、大切なことは、自分で限界を作ることなく、思い切ってチャレンジすることだと思います。 海外赴任や異動、私生活では結婚や出産、育児などのライフイベントもありますが、先のことを考えていても予測どおりになるわけではありません。その時が来れば、その時に自分の意志に従って対処すればいいだけのことです。 今自分が何をしたいか、何をすべきなのか、それを日々考えながら実践することが、私なりの働き方になっています。 その活動を応援してくれる制度は完備されていますし、自らの意志で自由に働くことができる環境が、住友商事の良さだと感じています。

━━ 最後に、学生へのメッセージをお願いします。
私が入社した当時はまだ身近に女性管理職がほとんどいない時代でした。しかし、近年では女性社員が増えたことに加え、各種制度が拡充され、子育てしながら働くのは当たり前になっていますし、女性の管理職も増えています。 また、当社の場合は単に制度が整っているだけではなく、女性社員の活躍を応援してくれる周囲の仲間と風土があります。 子どもを連れて米国に赴任することを打診された際も、現地の上司に「ぜひ来てほしい、待っている」と励まされました。制度の充実に加え、こうした環境が「働きやすさ」を生んでいるのだと思います。 また、私自身がそうであったように、やりたいことに挑戦できる環境が住友商事の魅力です。ぜひ、一度足を運んでいただき、いろいろな社員と交流してみてください。 きっとみなさんらしく、働くことができると思いますよ。